日本ペインクリニック学会第1回関西支部学術集会

2020年6月13日[土]

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会長挨拶

顔写真

日本ペインクリニック学会第1回関西支部学術集会
会長 松田 陽一
大阪大学大学院医学系研究科麻酔・集中治療医学教室 講師
大阪大学医学部附属病院疼痛医療センター 副センター長

 このたび、大阪・難波のなんばスカイオコンベンションホールにおきまして、日本ペインクリニック学会第1回関西支部学術集会を開催させていただく予定でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大状況を鑑み、Web学会として開催させていただくことになりました。安全な現地開催に向けて慎重に状況を注視して参りましたが、9月に入っても感染状況の終息の目途は立っておらず、参加者や関係者の皆様の健康と安全を第一に考えWeb開催を決断させていただきました。皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますことをお詫びしますと共に、何卒ご理解・ご協力の程お願い申し上げます。

 本会は、今年で第50回を迎える関西ペインクリニック学会が、一般社団法人日本ペインクリニック学会の支部学術集会として新たな形でスタートするもので、歴史ある本会の節目に会長を務めさせていただきますことを大変光栄に存じますと共に、このような機会を与えていただいた会員の皆様に心より感謝申し上げます。

 今回のテーマでは、“情熱”と“科学”という2つのキーワードを取り上げました。

 関西はペインクリニックの診療が”熱い”地域として知られており、これまでの関西ペインクリニック学会では、200名を超える参加者と共に活発な発表や議論が行われてきました。偏に諸先輩方の熱意の賜物だと感じて参りましたが、近年関西のペインクリニックも世代交代の波を迎えており、令和の初めに第1回学術集会として生まれ変わる本会がこれまで以上に“情熱”をもって痛み治療の向上と発展にむけて取り組んでいくための場として新たなスタートを切ることを祈念しております。

 近年、慢性の痛みに対する治療アプローチは多様化しており、様々な痛み治療に関する研究成果や治療成績を患者さんがガイドラインやインターネットなどを通じて詳しく調べて選択する時代へと変わりつつあります。ペインクリニックの治療の柱である神経ブロック・インターベンショナル治療や薬物療法についても、有効な病態や患者の特徴、治療成績などを“科学的”なデータによって社会に示すことがより重要になると考えられます。さらに、AIやIoTの急速な発展に伴い、今後10年で医療が我々の予想を超えて大きく変化する可能性も指摘されています。ペインクリニックの治療や手技がこれからの時代の変化の中で発展していくためには、大学病院からクリニックに至るまで医師が“情報科学”にアンテナを張りつつより良い治療を模索していく必要があると思われます。

 各企画においては、本会のテーマにふさわしい、これからの痛みの治療と研究を担う先生方に講演をお願いしました。特別講演、2つの教育講演、2つのクリニカルセミナー、シンポジウムをLive配信とオンデマンド配信にて実施いたします。特別講演では、愛知医科大学疼痛データマネジメント寄附講座の青野修一先生に未来の疼痛治療におけるAIやIoTの展望についてお話しいただきます。教育講演1では、特異的腰痛と非特異的腰痛の診断と治療について、開業医の情熱を科学的に結実させた山口腰痛studyの話を交えて山口大学大学大学院医学系研究科整形外科学の鈴木秀典先生にご講演いただきます。教育講演2では、ペインクリニックにおける痛みの脳機能画像研究の経験と今後の展望について寒重之先生(大阪大学)と本山泰士先生(神戸大学)にお話しいただきます。クリニカルセミナーでは、ペインクリニシャンによる緩和ケア、および脊髄刺激療法について、それぞれのトップランナーである小杉寿文先生(佐賀県医療センター好生館)と西池聡先生(釧路三慈会病院)にお話しいただきます。シンポジウムは、インターベンショナル痛み治療の発展のため活躍しておられる波多野貴彦先生(京都府立医科大学)、藤原亜紀先生(奈良県立医科大学)、植松弘進先生(大阪大学)に、それぞれ異なるテーマで課題の克服について熱く語っていただきます。そして、今回は初めての企画として、ハンズオンに代わりワークショップ(超音波診療デモンストレーション)を企画しました。進化する超音波診療に“情熱”をもって取り組んでおられる朴基彦先生(ぱくペインクリニック)と深澤圭太先生(ふかざわ痛みのクリニック)に、超音波装置を用いた肩痛と腰痛の診断と治療について外来診療形式でのワークショップをお願いしています。Web開催となったことを受けて「ライブ」デモンストレーションではなくなりましたが、企画はそのままにオンデマンド配信にて視聴いただけるよう準備を進めております。一般演題も含めて、皆様に”情熱”を持って参加していただけますよう、また明日からの診療や研究に役立つ知識や活力を多く持ち帰っていただけるよう、精一杯準備を進めて参ります。多くの先生方の参加を心よりお待ち申し上げますと共に、皆様方のご協力とご支援を衷心よりお願い申し上げます。